ガスクロマトグラフ質量分析計 (Gas Chromatograph/Mass Spectrometer, GC/MS)

ガスクロマトグラフ内に装着した長さ30~60mの細いキャピラリーカラムに注入された有機化合物を高分解能で分離し、個々の有機化合物をイオン化した後にマススペクトルを得ることができます。イオン化は電子衝撃(Electron Impact, EI)によって行い、イオン質量(m/z) の分離は四重極型(quadrupole)またはイオントラップ型(ion trap)の質量分析計を用いて行います。イオントラップ型質量分析計では一度イオン化した特定のイオン分子をもう一度イオン化することによって多段階の質量分析ができます(いわゆるMS/MS分析)。有機化合物が複雑に混合した試料から特定の有機分子を同定定量するのに力を発揮します。

 

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