九州大学理学部地球惑星科学科 有機宇宙地球科学研究室
Organic Geochem. & Cosmochem. Lab., Dept. Earth & Planetary Sci., Fac. Sci., Kyushu University
九州大学理学部地球惑星科学科 有機宇宙地球科学研究室
Organic Geochem. & Cosmochem. Lab., Dept. Earth & Planetary Sci., Fac. Sci., Kyushu University
2024年度版
(写真左上 奈良岡先生講演の姿,左下 質量分析計 ESI-MS 右 (左上): 地球外有機物を含んだ炭素質隕石 (Murchison) の薄片 (左下): ニュージーランド北部Wai-o-tapuの地熱地帯 (右上): オーストラリア西岸の現生ストロマトライト (右下): 極限環境で生育する古細菌の培養実験))
有機物は生物のからだそのものですが,これらはいつ,どこからやってきて,今どのような形態で地球上に,そして宇宙に存在し,どれだけ生物が利用できるかを考える様々な研究を行っています。
地球外(例えば隕石等)には,有機物はどのような形で存在しているか,また地球外のある条件(例えば彗星の氷の中)で,簡単な物質から,生物に関連する有機物が,何がどの程度生成するのか。これらを研究することで,有機物が地球上の生命形成初期にどのような形態で存在したのかがより現実的に推定できそうです。
これまで有機物の分析は純粋なもの,何らかの溶媒に溶けるものを主に展開し,そして一応の成果を得ていると思われます。しかし天然に混合物として存在するもの,そして不溶性の有機物についての理解はまだまだです。それらの中でも,隕石中の主要有機物,または堆積物に存在する有機物の分析に対し新たな方法,分析系,評価方法が必要と思われます。
地球上で海底熱水口(高温,低pH)や塩田(高塩濃度)といったいわゆる極限状態に生育する微生物の研究は初期地球での生命の”生き方”(生態と進化)に関して何か答えを与えてくれるかもしれません。
場所は九大伊都キャンパスウエスト1号館の5階です。
(奈良岡教授 W1-A529,北島助教 W1-A507,山内准教授 W1-A530)
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NEW!!
・ 2024年メンバー更新(24.5.6)
・ 2023年度卒論、修論、中間発表会テーマ掲載しました(24.5.6)
はやぶさ2試料マグネシウム炭酸塩について論文公表(24.9.6 広報)
はやぶさ2試料有機物と水質変性との関係について論文公表(24.7.11 広報)
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